開催報告
2011年11月11日に丸ビル ホール&コンファレンススクエアにおいてRecurDyn Users’ Conference 2011が開催されました。パナソニック株式会社様をはじめ5社による貴重なご講演、またフューチャープランや新技術を搭載した次期バージョンのご紹介など、皆様熱心にご聴講なされました。また、懇親会では、ユーザー様間のご交流がはかられました。ファンクションベイ株式会社 |
開催要項
日時 | 2011年11月11日(金) 10:00~19:00 |
会場 | 丸ビル ホール&コンファレンススクエア 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階ホール TEL: 03-3217-7111 URL: http://www.marunouchi-hc.jp/hc-marubiru/ |
参加者数 | 119名 |
内容
【開会のご挨拶/近況報告】 ファンクションベイ株式会社 代表取締役社長 鈴木隆 【ファンクションベイ セッション】 「Future Plan of RecurDyn Product」 FunctionBay, Inc. CTO Hansik Ryu FunctionBay, Inc. のCTO Hansik Ryu氏より、ご挨拶と製品開発段階の課題ならびに、それらの課題解決をコンセプトとした、 今後のRecurDynの開発計画をご紹介しました。 「RecurDyn V8 における粒子法 -ParticleDynamics-」 FunctionBay, Inc. Partnership Department Team Manager Sangtae Kim 現在、Functionbay,Inc.で開発を進めている、DEM (Discrete Element Method) 法、GPUの技術を利用した粒子法と機構解析との連成機能を、洗濯機やタンクローリーの走行の事例を交えながらご紹介しました。 「RecurDyn V8R1新機能のご紹介」 ファンクションベイ株式会社 技術部 後藤 雅和 新バージョンV8R1で高速化される弾性体接触機能やLinearソルバーの改良、また新グラフィックエンジンの搭載により、劇的に向上する操作性などデモンストレーションを交えてご紹介しました。 |
【基調講演】 「家電商品開発におけるCAE活用事例」 パナソニック株式会社 ホームアプライアンス社 技術本部 森脇 信康様 様々な解析事例を交えて、数年前より取り組まれている商品丸ごとのCAE活用の必要性や、解析結果は絶対値としてではなく、従来商品を基準とする相対値として解釈すべきなど、過去の商品開発で培ってきたノウハウや実績に積み上げていく重要性について、設計とCAEに対するお考えをご講演いただきました。 「事務用複写機におけるRecurDyn活用事例」 大日本スクリーン製造株式会社 林 真司様 柔軟媒体の搬送におけるRecurDyn活用事例として、RecurDyn/MTT2D及びMTT3Dによる搬送解析と実験機による計測とそれらの比較検証結果についてご紹介いただきました。 |
【ユーザー講演】 「パートナーロボット開発におけるソフトウェアテストツールとしての RecurDyn適用事例」 トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 中島 裕一郎様 機構-制御連成を利用したロボットSILS(Software-In-the-Loop-Simulation)を構築し、倒立2輪型モビリティロボット『Winglet』のソフトウェアテスト工程にRecurDynを適用した事例をご紹介いただきました。 |
【ユーザー講演】 「モーションコントロールのための機構解析活用事例」 株式会社安川電機 小宮 剛彦様 回転モータを用いた多軸リンクにより運動する機構などの制御(モーションコントロール)設計においてRecurDynを活用頂いた事例を中心に、メカトロ機器開発における連成解析の取り組みをご紹介いただきました。 |
【ユーザー講演】 「放電加工を用いた複雑穴形状の創成」 徳島大学 石田 徹様 一般に実用化されている、除去加工に属する穴加工法の自由度低さからくる、製品の品質や生産性の向上の妨げを解決すべく開発された、従来の常識では形成不可能とされてきた複雑な穴形状の創成方法についての研究成果とRecurDynの事例をご紹介いただきました。 |
【テクニカルセッション】 「タイミングベルトの実験と解析」 ファンクションベイ株式会社 技術部 鈴木 隆 タイミングベルトについて駆動実験を行い、その振動を周波数領域で分析、RecurDyn/Beltでのモデル化手法と、その計算結果と実験結果の比較を紹介しました。またRecurDyn/F-Flexを用いて芯線を考慮したモデル化、計算した結果も紹介しました。 |
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【懇親会】 FunctionBay, Inc. の会長(創始者)であるChoi教授の挨拶と乾杯から始まり、 ユーザー様同士わきあいあいの中、ご交流をはかっていらっしゃいました。 |
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アンケート結果の一部ご報告 回収数=105件
1. 本日のRecurDyn Users’ Conference 2011の内容は参考になりましたか? | 2.RecurDynをご使用にあたり満足していますか? |
3.RecurDynの良い点はどこですか? | 4.RecurDyn技術サポートの対応についてお聞かせください。 |
5. 本日ご紹介しました機構解析と粒子法の連成解析機能に興味をもたれましたでしょうか? | |
お礼
ご多忙中にもかかわらず、参加いただきましたお客様ならびに大変貴重なご講演をいただきましたご講演者様に対し、弊社一同代表致しまして心より御礼申し上げます。昨今、様々な厳しい外部環境が存在する中、お陰様をもちまして、本年も 無事終えることができました。今後も、皆様のお力添えをいただき、さらなる向上を目指し、いっそうの努力をいたす所存ございます。
何卒ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
ファンクションベイ株式会社 代表取締役社長 鈴木 隆 |
<主催(お問い合わせ先)>
ファンクションベイ株式会社 営業部TEL: 03-3243-2031
E-Mail: sales@functionbay.co.jp