開催報告
2012年11月22日に丸ビル ホール&コンファレンススクエアにおいてRecurDyn Users’ Conference 2012が開催されました。ユーザー様5社とパートナー様の貴重なご講演と、開発元FunctionBay,Inc.によるテクニカルセッションを皆様熱心にご聴講されました。
また、弊社よりRecurDynの開発計画や次期バージョン新機能の紹介をさせて頂きました。 懇親会では、ユーザー様間のご交流がはかられました。
ファンクションベイ株式会社 |
開催要項
日時 | 2012年11月22日(木) 10:00 ~ 19:00 |
会場 | 丸ビル ホール&コンファレンススクエア 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階ホール TEL: 03-3217-7111 URL: http://www.marunouchi-hc.jp/hc-marubiru/ |
参加者数 | 131名 |
内容
【開会のご挨拶/RecurDyn開発計画】 ファンクションベイ株式会社 代表取締役社長 鈴木隆 ご挨拶とRecurDynの進化の歴史を振り返るとともに、今後V8世代のRecurDyn開発計画をご紹介しました。 【ファンクションベイ セッション】 「RecurDyn V8R2新機能のご紹介」 ファンクションベイ株式会社 技術部 後藤 雅和 新たにリリースされる粒子法との連成解析機能を、デモンストレーションを交えてご紹介し、新接触要素、塑性材料、 メッシング機能強化など次期バージョンV8R2へ搭載される新機能をご紹介しました。 「RecurDynV8R2における塑性と超弾性の理論と検証」 FunctionBay, Inc. The solver-2 development team Dr. Graham Sanborn FunctionBay, Inc. のDr. Graham Sanborn氏より、RecurDynV8R2でF-Flexに追加が計画されている、新たに開発された塑性材料や、計算速度向上と新たな要素タイプが追加された超弾性材料について、事例を交えてそれらの理論をご紹介しました。 |
【ユーザー講演】 「針状ころ軸受のトルク損失に関する動的挙動解析」 株式会社ジェイテクト 水野 幹様 遊星歯車の遠心力および歯面荷重の考慮が可能な三次元のマルチボディモデルを構築し、針状ころと各部品間のすきまが摩擦トルクにおよぼす影響や、針状ころの動的な挙動からスラスト荷重とスキューの関係を調査し、摩擦トルクの発生要因を明らかにする研究についてご講演頂きました。 |
【ユーザー講演】 「RecurDynを用いた超電導リニア車両の運動解析」 公益財団法人鉄道総合技術研究所 米津 武則様 超電導リニア車両のモデルをRecurDynで、超電導磁石に働く電磁力のモデルをC言語で作成し、従来は難しかった、両者を連成させることによって構築した詳細な運動解析モデルの概要と解析結果の例をご紹介頂きました。 |
【ユーザー講演】 「二輪車のエンジン、駆動系開発におけるRecurDynの活用事例紹介」 株式会社 本田技術研究所 東 保寛様 中西 功武様 商品開発のリードタイム短縮のために開発へ取り込んでいらっしゃるCAE解析の中で、二輪車のエンジンおよび駆動系開発における機構解析を用いた代表的事例をご紹介頂きました。 |
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【ユーザー講演】 「機構/制御連成解析による振動試験機制御システムのモデル化」 名古屋工業大学 関 健太様 構造物の耐震性能を評価する振動試験機で用いる、油圧加振機での波形再現性能の劣化を抑制する補償器を設計するために、RecurDynの機構/制御/構造連成解析ツールを用いて、実機応答を忠実に再現する制御シミュレータを構築した事例をご紹介頂きました。 |
【ユーザー講演】 「情報機器の製品開発フェーズにおけるRecurDynの事例紹介」 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 菅原 將様 製品開発フェーズでの設計や検証の出戻りを削減し、開発の効率化を図るために活用を推進されているCAEの活用事例として、RecurDynを用いた柔軟媒体搬送解析による製品評価手法を中心にご紹介頂きました。 |
【パートナー講演】 「粒子法CAEソフトウェアParticleworksと機構解析ソフトウェアRecurDynとの 素敵な出会い」 プロメテック・ソフトウェア株式会社 川上 浩様 産業界における粒子法の実務的な事例を紹介頂くとともに、粒子法CAEソフトウェアParticleworksと機構解析ソフトウェアRecurDynとの連携で可能となる新しい解析シーンについてご講演頂きました |
【テクニカルセッション】 「無給油ブッシュの摩擦特性と回転軸振動に関する実験と解析」 ファンクションベイ株式会社 技術部 鈴木 隆 実験で求められたPOM(樹脂)ブッシュと銅合金ブッシュの摩擦特性の差異を実験と解析で分析し、さらに、解析によりブッシュと回転軸のクリアランスが大きい場合に発生する自励振動(ラビング)に着目し、その実験結果を再現することを試みた成果を紹介しました。 |
【懇親会】 FunctionBay, Inc. CEO Kyung-Cheon Jangの挨拶と乾杯から始まり、ユーザー様同士わきあいあいの中、ご交流をはかっていらっしゃいました。 |
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アンケート結果の一部ご報告 回収数=121件
1. 本日のRecurDyn Users’ Conference 2012の内容は参考になりましたか? | 2.RecurDynをご使用にあたり満足していますか? |
3.RecurDynの良い点はどこですか? | 4.RecurDyn技術サポートの対応についてお聞かせください。 |
お礼
ご多忙中にもかかわらず、参加いただきましたお客様ならびに大変貴重なご講演をいただきましたご講演者様に対し、弊社一同代表致しまして心より御礼申し上げます。昨今、様々な厳しい外部環境が存在する中、お陰様をもちまして、本年も 無事終えることができました。 今後も、皆様のお力添えをいただき、さらなる向上を目指し、いっそうの努力をいたす所存でございます。何卒ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。ファンクションベイ株式会社 代表取締役社長 鈴木 隆 |
<主催(お問い合わせ先)>
ファンクションベイ株式会社 営業部TEL: 03-3243-2031
E-Mail: sales@functionbay.co.jp